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Guida alla moda  〜ファッショニスタ の お洒落手引き〜

Incontrare 【Episodio 003】

FOX BROTHERS Gray Flannel

デザイナーズ・キャラクターブランドが

徐々に勢力を拡大するファッション界の中で

ブランド崇拝している人とは真逆な方向性の私が

20代半ばで最高のスーツを仕立てる為に選択した生地は

英国老舗ミルである FOX BROTHERS 社製の上品な艶を醸し出すグレーフランネルだった。

英国製の重厚だが非常に滑らかなその生地をブリティッシュモデルでは無くアメリカントラッドの総本山である

ブルックスブラザーズのナンバーワン・サックスーツを手本に、所謂、一型(ナチュラルショルダー・三つ釦段返り)で

仕立ててくれる様に大阪のファクトリー RING JACKET に依頼した。

40年以上も前の事である。

拘った一番のポイントは通常は6mmステッチが施される各部位にコバステッチを走らせ

控えめな大人のエレガントさを付加したところ。

ベストまで誂えてスリーピースにし、チェスターコート、センタークリースハット、

ウィングチップシューズにスエードグラブで武装・・・

ご愛敬なのはブルックスブラザーズが未だ日本に上陸していない頃から

小型トランスポーターのリヤサイドドアにロゴデカールを貼り付けていたけど

当時は誰一人ブルックスの事を知っている奴が周りに居なかった。

その数年後に東京青山に進出して媒体の影響もあり一気に知名度が上がった。

話を戻すが20代の頃の衣装の殆どは RING JACKET 製でありレディメイドでも十分だったが

既製品には無いチョットした拘りを表現するには別注での誂えしかなかったのを若造なりに心得ていた。

SEMPRE IN GIACCA NEL WEEKEND

スーツだけではなくジャケットスタイルも大好きで

オンはスーツ、オフは殆どジャケットで過ごしていた。

自分流にはこれで十分リラックス状態だったし

お洒落生活が楽しくて仕方なかった。風潮として休日をジャージ姿で過ごすなんてスポーツマンか

体調の悪い病人だけだったし、お洒落な洋服を着る事で自分のライフスタイルを確立していった。

今時だと南国へのハネムーンは行きから帰り迄Tシャツ・短パンだろうけど

私はここぞとばかりにドレスアップに徹した。

JALの機内では勿論ドレスアップ。

ハワイ現地でもホテルのチェックイン迄は

タイドアップ。

RING JACKET 製 サックスカラーのセットアップ。

言うまでもなくアメリカントラッドの三つ釦段返り。

靴は十代で買ったホワイトバックス。

きちんとした身なりはホテル側の計らいや

従業員からの扱いも別格だった。

部屋もホテル側の好意でオーシャンビューとマウンテンビューの二部屋に滞在出来た。

と、まあ RING JACKET の回し者ではないが40年以上も前から頑張っているファクトリーブランドには

心から敬意を表したい。今は当たり前だが当時の RING JACKET でビ・スポークが叶った事は重大な出来事だった。

その後、アパレル関係の仕事に従事しアメリカン・ブリティッシュ、ピュア・ブリティッシュ、クラシコイタリアを

携わり半世紀もの間、お洒落を学び、そして探求してきたお洒落バカの今後のエッセーを是非楽しんで欲しい。

 

 

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