Risvoltare il polsino 【Episodio 026】

トラウザーズの裾折り返しの幅と丈・・・
日本人の平均的な身長の人は
美観バランスから4.5cm位が良い。
まあ、これも靴の甲に掛かるか掛からないかの丈で
裾幅が18cm前後の場合だけど・・・
小柄な人は4.0cm幅の折り返し、17cmの裾幅。
特に大柄な人は5.0cmの折り返し、19~20cmの裾幅でも良い。
裾口の幅が18cm以下になると脱ぎ履きで足首がスルーし辛くなるのと
ソックスをプルアップするのにふくらはぎに引っ掛かって上げられなくなる弊害も生ずる。
ストレッチ素材ならこの問題をクリアするだろうが伸びない生地だと結構苦労する。
甲に掛かる裾もクッション無し、ややクッション、ハーフクッション、フルクッションで
全く違った足元のお洒落効果が変わるので狙った丈をチョイスしたい。
たかが丈の5mmや1cmの微差がお洒落の大差となって現れるのよ。
Turn up cuff(ターン・アップ・カフ)はトラウザーズの裾だけではない。
ボンドのシャツ袖を見て欲しい。
折り返しになったカフだ。
元々、クラシックなディテールだが
ボンド着用で一躍有名になった。
モノは英国王室御用達である
ターンブル&アッサー製。
カフリンクスを必要としない粋なシャツだ。
私も過去にこればかりを着用していた時期がある。
それと、外せないのが見出し画像の折り返し袖を装備したコート。
ポロ競技観戦用のコート。
アルスターコートに似た襟型のダブル前だが
この折り返された袖口と脇ポケットが他のコートと違う。
枠で形成されたフレームド・パッチ&フラップのポケットが特徴。
英国らしい大変優雅なコートで明るいキャメルカラーにとどめを刺す。
これがポロ競技の観戦用であると言う成り立ちを知っておいて損はない。
と言う事で、袖や裾の折り返しに着目して周りの人のお洒落観察をするのも面白い。
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